初恋?&講演会

今日は保育園へお弁当を持って行きました。
坊ちゃんは、このところお弁当に興味を持ち始め、家でだったらフォークにうまく刺さらないとかスプーンに乗せ切れないという理由で1人で勝手によく怒っているのに、みんながいると一生懸命上手に食べている。でもまだまだ好き嫌いは激しい。
そして、最近やたらお友達の”かのんちゃん”に好意を持っている。私の知らない間に初めて自分で名前を覚えたのが”かのんちゃん”。支援センターに行ってもかのんちゃんの姿ばかり探して一緒に遊んだり、絶対他の子には貸してあげなかった坊ちゃんの大切なカードをかのんちゃんには貸してあげて、坊ちゃんは「ママ、カード貸した」とご満悦。男の子に接する態度とは明らかに違う。坊ちゃんのこんな姿を見た事がない。初恋?まさか、まだ3歳でそれはないよな〜。でも男の子とは違う女の子特有の可愛らしさのようなものを感じて優しくしてあげてるのかな?と思う。かのんちゃんのお母さんには「今日はずっとかのんの所に来て一緒に遊んでるよ〜」と言われた。かのんちゃんは元気で活発な女の子。2人の姿を見ているとおもしろいわ〜。かのんちゃんに好意を持ったキッカケは2人で一緒にオモチャを片付けた事だと思うんだけど・・・そして坊ちゃんの押しの強さが通じたのか、かのんちゃんは坊ちゃんと遊んでくれて仲良くなった。

先週、支援センター主催の講演を聞きに行った。テーマは「子育てに”先回り”は禁物」。託児付だったので2人を隣の部屋で遊ばせて講演を聞いた。
内容は、自己肯定感の低い子供達が日本には圧倒的に多く、その背景として、褒めてもらう事が少ないと自身が持てず、自分を好きになれない気持ちが強くなるということだ。自分を褒めてくれることによって芽生える信頼、そして安心、自発性に繋がりそして他人を信頼するというこの循環が大切らしいのだ。具体的には、怒るばかりでなく、いう事を聞いたときには褒めること、怒る場合でもまず子供の気持ちを認めた上で怒る事。わかっていても日々の忙しい中で自分も感情的になってしまうからなかなか難しいもんだ。でも自己肯定感は子供の小さい時から積み重ねて育つものらしいので、意識して褒める時は褒めるようにしてみよぅ。
あとは、6歳くらいから我慢強さを育て、3歳くらいまでは心の発達を中心に甘えさせる事が大切らしい。これはよく聞く話だ。でも誤解してはいけないのが、”甘やかす”ではなく”甘えさせる”のであって我慢をさせないと言う意味ではないという事。
「10歳の壁」という言葉があるらしく、10歳では有能感が芽生えるのだけど、友達等と比較競争させることで有能感は育たないらしい。そして2、3歳のイヤイヤ期を上手に乗り越えてない子供の多くは10歳の壁も乗り越えられないという。とにかく人と比べるなという事だ。これもわかっていてもついうっかり言ってしまうもんで、「〜君はトイレでウンチしてるのに〜〜」と言ってしまったことは多々ある。
次に、先回り子育てについて、遊びの誘導、子供同士の関係に介入すると自発性を抑えることになる、また喧嘩から自己主張と交渉力を学ぶという事。これも日常的によくある光景で、例えば子供同士がオモチャの取り合いをしていると親が「貸してあげなさい」とか、貸してもらった方は「ありがとうは?」とか。「挨拶は?」など、私も含めて、日常茶飯事といってもいいほどだ。私はしつけのつもりでしているつもりでも、子供の気持ちを無視して無理やり言わせているような感じ。子は親をモデルにして育つので、親の言動から自然と学ぶらしいのだ。確かに私がよく言ってる事を子供達は自然と口にしているな〜。「パパ、行ってらっしゃ〜い。携帯持った?気をつけてね〜」とか、「大丈夫?」とか元気に「おはよ〜〜〜」とか。
最近の育児論は怒りすぎるなとか、なんだかんだとあるけど、育児論そのままを私の育児方法にしようとは思わない(出来ないし)。でも、元気に育ってくれさえばいい、とは思わない。やはり育児をするからには心豊かに立派に育てたいので、育児論を参考にしながらも、自分のいいと思った事をしてあげよぅ。そのためには子供に要求する前に自分が子供のお手本になれるような人間になることかな〜。
講演が終わった後。坊ちゃんだけが大泣きしていた。後で聞いて見ると「早くママの所に行きたかった」だって。可愛らしいなぁ。チビちゃんはお兄ちゃんがいたので泣きもせず元気にお友達と遊んでいたらしいのだけど、坊ちゃんは不安でたまらなかったんだろぅなぁ。保育園もママが行かないなら行きたくないと言い張る。よく「ママ、あっち行け!!」とか行ってるくせに・・・。まだまだ甘えん坊なのだ。